2024年10月22日
【キャンプ記録】令和6年10月19日㈯~20日㈰羽根谷だんだん公園キャンプ場
(初日夜の様子)
(二日目朝の様子。良い天気だ。しかし手前に写るロベルトのテントはフレームが曲がってしまった)
相棒のロベルトと息子の3人で羽根谷だんだん公園へ行って来た。
週末が近づくにつれて天気の予報はどんどん悪化して行ったが、まぁなんとかなるだろと出撃。
予報では12時〜19時頃まではそこそこの雨量。
ロベルトがタープを持ってきてくれるというので、それをあてにして大丈夫だろうと腹を括った。
当社は12時にロベルトをピックアップする予定だったが、雨だとやれることもあんまりないだろうし、キャンセル続出で場所取りも困ることはないだろうと1時間遅らせた。
キャンプ場へ到着すると予想通り客数は少ない。
前回同様林間のフリーサイトで、場所も同じところにした。
実は最近ハンモックを買った。
この辺は木もいくつかあるし、今日は天候的に無理だが、明日は晴れるはずだから試しに張ってみたい。
幸い到着時は雨脚が弱く、これなら楽勝だなと呑気に設営を開始。
手はず通りロベルトはタープを持って来てくれていた。
俺が昔使っていたヒルストーンの大型のヘキサタープだが、使わなくなったのでロープ等は外して幕体とポールだけを1年ほど前に譲った。
微妙にスノーピークっぽい色合いなので、このタープは俺の中でスノーピークモドキと呼んでいる。
…ここまではいいのだが、ロープは1巻分買ってきたけど準備まではしてきておらず、現地で切って作るよとのこと。
嫌な予感がして、「で、何m巻のを買ったの?」と聞くと、「分からん」だそうで。
大抵こういうのは20m巻だから、3m×4、2m×4でギリいけるか?と計算したが、なんとヤツが買ってきたのは15m巻。
どう考えても足りないじゃないか。
幸いザックに入れておいたロープがあったので、メインポール分のロープはそれを貸した。
とりあえずレクチャーがてらメインポール2本で立ち上げる。
しかしここで雨脚が一気に強くなり本降りに。
なんの準備もしてきていなかった俺たちに「キャンプを舐めるなよ」と御天道様が鉄槌を下してきたに違いない。
作業を進めるが、ロベルトはロープを2mでカットしなければならないところを1mでカットしてしまうし、俺は何を血迷ったか「まずマットから膨らませるか」とマットを膨らませてしまっていたので雨に濡らさないように苦心した。
もうグダグダじゃないか。
なんとか設営が完了したころには疲れ果てていた。
今回は我が家はニーモのダガーストーム3P、ロベルトはヴァストランドのドーム型ツーリングテントソロ。
リビングに前述したスノーピークモドキのヘキサタープだ。
タープ下でゆったり過ごすが、息子とロベルトはすっかり意気投合。
息子が焚火をしようと言い出す。
まぁ寒いしちょうどいいか。
ただ、タープ下が結構狭く、焚火をする際のレイアウトは少し困った。
大型なヘキサタープだが、ヘキサってのは設営面積を食う割に有効面積は狭い。
テーブルやイスを置くだけでカツカツで、焚火は雨に打たれるか打たれないかの境界くらいで行った。
ロベルトは疲れ気味で自テントで少しだけ昼寝。息子はベッタリ懐いてロベルトのテント入って行ったが、流石にお休みを邪魔するのは申し訳ないのですぐに出てこさせた。
17時に道の駅へ行った。
足湯に浸かり、少し買い物だ。
17時30分に閉店なので値引きに期待したが、大幅値引きはされておらず。
しかし元々良心的な値段なので安く色々と買えた。
店を出ると土砂降りに。
駐車場へ行くのすら躊躇うほどの雨量だ。
意を決して車まで走る。
これから月見の丘にある銭湯へ行く。
いつもは歩いて展望台まで行ってから銭湯へ行くが、天候的に今回は麓から出ている往復バスを使わさせてもらおう。
12分間隔で来てくれるので大変ありがたい。
ありがたいが、少し物足りなさもある。
歩いて山の上まで行って、少し運動して疲れたなぁ~っていうタイミングでの風呂がやっぱり気持ちが良い。
風呂ではお弁当が売っていたので夕食に調達しておいた。
600円が半額!ラッキー。
風呂はロベルトと2人であればゆったり入るのだが、息子がいるのでパパッと出た。
息子は風呂には行きたがるけど、いざ行くとすぐに出たがる。
ロベルトにはゆっくり入っていてくれと伝えて、外でセブンティーンのアイスを買ってあげた。
俺は道の駅で勝った鬼まんじゅうを頬張る。
小さいのが6個入りで270円(更に3割引き)と安かったが、優しい甘みが美味い。
腹が減っていたので3個も食べてしまった。
食べ終わったら畳の休憩エリアに行くとロベルトで出てきた。早かったな。
バスと車を乗り継いでキャンプ場へ戻る。
もう19時で真っ暗だ。
メシは弁当を買ってあるから米を炊く必要がない。
息子には弁当の白飯とパウチのミートボールを与え、俺は弁当のおかずと残りの鬼まんじゅうを頂く。
ロベルトはいつも通り赤から鍋を作っていた。
予報通り雨は止んでくれて、穏やかなナイトセッションの始まりだ。
肌寒くて焚火がなんとも心地よい。
ロベルトが俺と息子にプレゼントがあるとのことで、スズメバチの標本を作ってきてくれた。
ロベルトは生き物が好きで、昆虫、爬虫類、鳥類、哺乳類(主に蛇のエサ用のネズミやハムスター)をずっと飼っている。
スズメバチも飼っていたようだ。
スズメバチはカッコいいなぁ。
俺も息子も興味深々で、ありがたく頂戴することにした。
あっという間に21時を回り、息子と寝る準備をする。
薪がもうないので、車に積んである薪のストックを持ってきてロベルトに渡しておいた。
ロベルトには一人の焚火タイムを楽しんでもらおう。
息子が寝たのは結局22時頃で、その辺りから急に風が強くなってきた。
予報では夜は5mくらいの風になると言っていたっけ。
まぁそれくらいなら大丈夫だろうと余裕をこいていたが、風はどんどん強くなる。
ここは谷間のようになっているので、風が強く吹き抜けることがある。
テントは大丈夫だろうとは思いつつも、念のためにガイロープを張っておいた。
タープは全く大丈夫じゃなさそうだったので、ポールを一節抜いて高さを低くし、ペグも再度打ち直した。
夜遅い時間にペグを打つのはルール的にいけないことなのだが、危機回避のためなら仕方ないだろう。
他の人たちもペグの打ち直しをしているようだった。
ロベルトもテントのガイロープを張っていたが、この時には既に前室の張り出しを作るフレームが曲がってしまっていたらしい。
クソ、俺がいながらなんてことだ。
風はその後も吹き続け、俺はバタバタガサガサとタープがテントに擦れる音が気になって眠れなかった。
いや音が気になったというのは嘘で、本当は風が怖くて寝られなかった。
御在所山頂の嵐に耐えたダガーストームならこれくらいはヘッチャラだが、やっぱり不安なのよ。
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6時30分過ぎに息子に起こされる。もう朝か。
外へ出るとタープはだらしなく垂れ下がっていたが、ポールや幕体の破損はなさそうだ。
こんな感じでポールを低くしておいた。ロープは緩んでダルダル。
良かった良かった。
天気は良いが、急に秋らしくなって空気が冷たい。
3シーズン用の寝袋で息子も俺も寝ている時に少し寒かった。
テント内でスティックコーヒーのために湯を沸かしがてらバーナーを使い、少し暖を取る。
小さいテント内はあっという間に暖まり、息子はモソモソと寝袋から這い出てきた。
俺はさっさと朝食を済ませる。
道の駅での戦利品のヨモギおはぎだ。
ロベルトはまだ起きてこないので息子と2人で少し散歩へ行くが、広場まで上がっていくすら渋ってやがる。
最近は出不精気味だ。
本腰を入れてどこかを目指すぞ!ってなるとやる気を出すけど、意味のない散策はしたがらない
。
男のロマンを分かっておらん。
そんなこんなでさっさと上まで行ったらすぐに折り返して、ものの数分で散歩は終わった。
ロベルトはまだ起きてこない。
そうだ、天気も良いし、ハンモックを張ろう。
説明書は読んできたので張り方はバッチリだ。
ただ問題は良い感じの気がない。
これはモンベルのフィールドハンモックという商品だが、樹間は3〜4mを目安に、とある。
しかしどこに張ろうかというのは少し難儀した。
ちょうど良い間隔の木は太過ぎてストラップを通せない、ちょうど良い太さの木は間隔が広過ぎる。
こっちを立てればあっちが立たずという状況だ。
結局、5m弱くらいの樹間の木があったため、そこに張ってみることにした。
結果…ギリギリ張れた。
もう本当にギリギリで、ストラップをほぼ限界まで使ってなんとかちょうど良い張りになった。
意気揚々とストラップに転がり込むが、これがとんでもなく心地良い。思ったより安定する。
息子も気に入った様子。
もっと早く買っておけば良かった。
ただ、背中はスースーする。これからの季節はキツイだろうなぁ。
ハンモックでゆらゆらしているとロベルトが起き出してきたのでハンモックに寝てもらった。
息子はここでもロベルトにベッタリで、2人してハンモックに籠ってやがる。
息子とロベルトも朝食を摂り、最後に3人で広場へ。
広場への往復は渡渉したり、石造りの堰堤を登り降りしたりと、ちょっと冒険気分。
ロベルトが一緒だと張り切るんだなぁ。
ボール遊びをしたり、ニャンコ大戦争ごっこをやらされたりで、気付くと時間は10時を回っていた。
戻って片付けを始め、チェックアウト時刻の少し前にキャンプ場を後にした。結構ギリギリになってしまった。
俺は勿論楽しかったが、息子も相当楽しかったようだ。
しょっちゅうやる訳にはいかないが、たまにはロベルトに息子の遊び相手になってもらおう。
Posted by jun-z at 22:48│Comments(0)
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