2023年09月20日
【山行記録】令和5年9月16日㈯~17日㈰池田山ハイキング
池田山へとハイキングをしてきたぞ。
土曜日に妻の実家で夕食を頂き、そこから大垣市の野外活動センターへ向かった。
ここは事前申請しておけばテントを張って宿泊ができる。
相変わらず汚らしい場所でジメジメしているが、泊まるくらいならまぁ使ってやらんでもない(嘘ですごめんなさいぶっちゃけそんな嫌いじゃないです)
到着が22時過ぎと遅くなったので、他の人達から離れた場所で静かに設営。
ハンマーは打撃音がうるさくて使えないので、ペグダウン無しでも完全に自立するオガワのホズSTを持ってきた。
こいつは5分もかからずに立てられる。
寝具はニーモのスイッチバック(クローズドセルマット)と安物寝袋。
これでとりあえず寝られる。
クローズドセルはこういう時に広げるだけでいいから非常に楽。
さて、寝る。
軽く焚き火でもやろうかと焚火台は持ってきていたが、暑いし明日は早起きしなければならないし煙臭くなるからやめた。
翌朝は5時前くらいに起きてスティックのカフェラテを飲む。あんまり美味しくない。
ホズSTの狭い前室内でバーナーを使い湯を沸かす…登山気分を味わうことができるが、幕体と火が近いため次からはやめよう。
セオリーで言えば朝食を食べてエネルギー補強もした方がいいのだろうが、昨夜に義母の美味しい料理をたらふく食べたので正直お腹が空いていない。
恐らく午前中いっぱいで帰って来られるので、無理に食べる必要もなかろう。
少し片付けをしたら車を走らせて池田山の登山口へ向かう。
登山道は霞間ヶ渓登山道と大津谷登山道の2つが主らしい。
今回は練習として11〜12kgのバックパックを担いで登るので、距離の短い大津谷登山道で行くことにした。
さぁ、とりあえず出発。時刻は5時50分。
…いや、キツいぞこれ。
道がとにかく険しい。
もっと緩やかな上り坂をテクテク歩いていくもんだと思っていた俺は面食らった。
ハイキングがこんな厳しいものだなんて。
それとも俺が軟弱なだけなのだろうか。
また、道はあまり人の手が加わっていなくて分かりづらい。
テープの巻かれた木があってそれらが登山道の目印になるのだが、スタートして200mくらいでいきなり順路から外れた道を登っていた。(正規ルートには問題なく合流できた)
道の険しさから、思った以上に進行スピードは遅い。俺の脚が遅いというのを差し引いても進みが悪い。
途中で距離標識があるが、「まだこれだけしか進んでいないのか!?」と驚愕した。
しかし、登山口の方を振り返ると、なんとなく「あぁ、しっかり登っているんだな」という感じはする。
あとで調べたところ、大津谷登山道の序盤はそれなりの急登で、一気に標高を上げていくとのこと。
なので、ある程度登って行ったら、途中からは楽になる。
しかしそんな事前情報を知らない自分は、こんな登りが続くのはしんど過ぎるぞと、正直引き返そうかとも思った。
これはバックパックが結構な足枷になっていたのもあった。
登るためには重心を前に傾けなければならないのだが、バックパックの重みで重心が後ろに引っ張られる。
かなりディップ(前傾)をかけないと重心を正しい位置にキープできない。
迷った末に、1km地点でバックパックをデポした。
つまり、置いていった。
財布、スマフォ、鍵をポケットに入れ、水1ℓのペットボトルを手に持った。
キャンプ道具は入っているが、盗る人間なんていやしないだろう。というかここで盗んでいく根性があるならもう譲ってやるわ。
バックパックを置いていくのはマナー的にどうなのだろうという気もする。
他の登山者から「荷物を残して滑落でもしたか?」と思われたらどうしようと。
まぁ、こういう場合は緊急避難という、安全を優先させるべきであろうという判断でいいだろう。
ともあれ、これでかなり身軽だ。ペットボトルで片手は塞がるが、それでも格段に登りやすくなった。
また、この辺りから険しく急な登りは減ってきた。
少し拓けた場所もあったりして、景色の変化もあり気分的にも楽しい。
一気にペースが上がり、順調に進み出す。
2.2km地点からは緩く登る林道に。
ここからはヌルゲーオブザイヤー。
途中でうんちやモグラの死体があったので、それだけは気を付けた。
3km弱の大津谷登山道をクリアし、ここから1.6kmほどある池田山山頂への道へ。
途中で絶景であろうスポットがあったが、ガスのせいで何も見えず。クソッタレ。
入山料200円を払い、更に進む。
ちなみに、池田温泉で池田山登頂の自撮りを見せると200円引きになるらしい。
さてはお前らグルだな?
ここからは基本的に安全な道だ。
少し進むと楽な道と険しい道の分岐があったので、迷わず楽な道を選んだ。
短距離選手は基本的に怠け者なのよ。
更に進むと頂上らしきものが出てくる。
そして無事に山頂へ。
うーん、なんか思ってたのと違う。
「うわー、絶景だー!!!」ってのを期待していたんだけど。
いやまぁガスってるから何も見えないのは当たり前なんだけど、そうでなくても木々に遮られてあんまり眺めは良くなさそうじゃないか?
「え、ここが山頂なの…?」と。
これなら途中の絶景であろうスポットの方が絶景な気がする。まぁいいや。
帰りに温泉に入りたいから自撮りだけ撮っておく。
時刻は7時40分。
山頂でコーラでも買って少し休んで行こうと思ったが少し肌寒かった。冷えると一気にパフォーマンスが落ちるから長居はしなかった。
というか自販機がなかった。自販機くらいどっかにあるもんだとばかり…
さぁ下山だ。
登り同様、
大津谷登山道へ入ってから少し行くと道が険しくなってくる。
膝関節のクッションを効かせながら下るが、これが短距離選手的には苦手な動作で地味にくる。
デポした荷物は無事に回収。
さて、ここから下界までは最も険しいポイントが続く。
下りは体力的キツさはないし、上から俯瞰して道を見られるので用心しやすい。問題なく下り切った。
登山口に到着したのは8時50分前。
3時間弱で往復完了。
かなりのスピードハイクだった。
汗で身体はベトベトだ。
とにかく風呂に入りたい。
池田温泉に行こう。
…営業時間が10時〜21時…だと…?
1時間も待てねーよ。クソッタレ。
仕方ないので着替えだけ済ませてキャンプ地へ戻った。
遅くなったが朝食を摂ろう。
美味しくないカフェラテと義母が持たせてくれた三色団子を食す。
少しゆっくりしたかったがさっさと撤収。
バッタの親子がテントの紐で寛いでいるが、容赦なくはたき落とす。
到着から12時間足らずでキャンプ地を後にした。