2024年12月03日
【キャンプ記録】令和6年11月30日㈯~12月1日㈰アウトドアベース犬山キャンプ場


相棒のロベルトと後輩の新也の3人でアウトドアベース犬山へ。
俺とロベルトは9時30分に現地集合。
新也は草野球の試合があるため13時に到着する。
俺は予定通り到着し第一駐車場を取れた。ロベルトは30分遅れると連絡があった。
とりあえず三人分の場所確保が必要なので、場所を取る。
そこそこデイキャンプ組がいたが、いつも使っている平坦なエリアは空いていたのでそこを確保。
ハンモックを持ってきていたので本当は奥の木があるところを取りたかったが、先客があったり傾斜があったりで断念。
雨が降っていたのか地面は濡れている。
そして曇っていて今にも降り出しそうな空模様。
とりあえずロベルトが来る前に設営を終わらせておいたが、その直後に雨が降り出した。
晴れ予報なので一時的なものだろうが、鬱陶しいなぁ。
今回はタッソULにLUXEのシルヘックスピークF6用フットプリントを敷いた。

そもそもタッソULとシルヘックスピークのサイズが近いというのもあるが、六角形の各辺の長さや角度がちょうどいい。
専用設計なんじゃないかというくらいどんピシャなサイズ感。
写真だとテントとフットプリントの間の空間が広く見えるが、実際は各辺共に綺麗に15~20cm程度のクリアランスがある程度。
これよりフットプリントが大きいとバスタブが上手く立ち上がらない可能性があるし、小さいと単純に狭くなる。
フットプリントは五角形なので、出入口部分は土間にできて非常に使い勝手がいい。
アウトドアベース犬山のショップで今は3,000円を切っている。
アマゾンで六角形のグランドシートが安く出ているが、個人的にタッソULユーザーはこのヘックスF6フットプリントをおすすめしたい。とにかく使い勝手が良かった。
ロベルトが遅れて登場して、設営を始める。
奴は前回のキャンプ時に「アマゾンプライムデーで色々買ったから、次はネヴィスでお洒落キャンプを楽しむぞ」とか舐めたことを抜かしていやがったが、果たして貴様のセンスがどんなものか見せてもらおうか。

と、高みの見物をしてやろうかと思ったが、想像の10倍くらいお洒落だった。
いや、これグランピングやん。
ごめんなさい、参りました。
俺も木の配置的に諦めていたハンモックの設置を試みる。
我々のサイト付近に6m程度の樹間で木が生えていた。
太い綿ロープでストラップを延長し、なんとか取り付け成功。
それに合わせてタープも張ったが、キャンプ中は小雨ながらも断続的に雨が降り続けたため、張って良かった。
なお、タープを張る際に「見ろ、これが自在結びだ」と自慢げにロープワークを見せつけた。
ロベルトはすげぇ!と驚愕していた。どーだ、凄いだろ!
設営を終えたら各々少し休憩する。
そして新也は16時到着になりそうとのことだ。
彼は農業系のYouTubeで成功を収めており、編集作業があるため遅れるらしい。
俺は朝食を食べてこなかったので、先に昼食のどん兵衛を食す。
あと火を熾してサツマイモを焼いて食べた。
このキャンプ場では期間限定で芋を持っていけば石焼きにしてくれるのだが、次回は12時からですとのことで、自分で焼いた。
2本あるので1本は明日の朝食用だ。
右のは結構焦げて可食部が少ない。左のもう1本はかなりいい感じ。

その後もハンモックに揺られつつグダグダ過ごすが、雨も上がったし13時30分頃にトレッキングへと出発。
コースをどうしようか、と思ったが八曽山→滝→ヘリポート発着場へと回ってキャンプ場へ帰るルートにした。
(本当はモミの木キャンプ場の覗きたかったが、面倒になってやめた)
「登山」というほどハードではないが、適度なアップダウンがあり「ちょうど良い運動」という加減。「山歩き」という表現がしっくりくる。
秋の山歩きは心地いい。
寒くも暑くもないし、自然の色濃さが夏よりは薄れ、かと言って冬のような殺伐とした感じもない。
心拍数もそんなに上がらないので、お喋りをしながら歩いた。
ロベルトは「ここ来たことある気がするなぁ」とか言い出す。
10年くらい前に友達に連れられて山登りをしていた時期があったというのはうっすらと聞いた記憶があるが、その時に来たような気がすると。
まぁ山ってどこも似たようなもんだからね、そう錯覚するのも無理はない。
と、そうこうしている内に八曽山の山頂へ着いた。
本当に眺望も糞もない。
そして山頂から少し下ったところに絶景(笑)スポットがある。
ここで一枚写真を撮る。

するとロベルトが「やはり来たことがあるぞ」と言う。
写真の上の方に写り込んでいる主張の強い木の枝がいるが、これがやたらと印象に残っていたらしい。
確かに、俺も5月にソロトレッキングをした時もこの木はやたらと印象に残っていた。
下のがその時の写真だが、やはり木の枝が写りこんでいる。

(ほぼ同じ構図で撮っていて、こう見ると季節と天候で山の表情も随分違うもんだなぁと感じさせられる。)
この後も滝の近くの樹林帯にある打ち捨てられた仮設トイレを見て、「ここも通った」と言っていた。
どうやら本当に来たことがあるらしい。
が、肝心の滝に関してはあんまり覚えていないらしく、「仮設トイレの近くに滝があったっけ」という感じで、あくまで仮設トイレが主の記憶になっているようだった。
誤解のないように言っておくが、この滝は結構立派なものだ。
滝壺の前で少し休憩したり、大きい石を滝の段差に投げ入れたりして遊んだ。

何やってんだが。
続いてヘリポートへ行く。
樹林帯を抜けて幅の広く平坦な林道へ出ると、少し歩けば到着だ。
前回来た時はヘリの訓練に遠慮して行けなかったので、俺は初めて訪れる。
ロベルトは10年前に来ていたようだ。
ヘリポートから続く階段を登ると東屋があり、そこがなかなかいい場所だった。
雲の隙間から太陽の光が射し込む・・・なんていうんだっけ、このシャガルマガラを討伐した時みたいな演出のこと。

ネットで調べると光芒というらしい。光芒が美しいなぁ。ロベルトも神々しさを身にまとっている。
先客がラジオを聞きながら焚火をしており、なんとも優雅だった。
ここからは下山だ。
もう少し色々山歩きを楽しみたかったが、新也が16時に来ることを考えるとそろそろ下山したい。
橋の老朽化により通行止めのエリアがあった。
引き返したか無視して進んだかは読者の想像に委ねる。
15時30分過ぎに2時間の山歩きを終え、テントサイトへ戻ってきた。

心地よい疲労感の中、俺はハンモックで休んだ。背中側がスースーするのでモンベルのダウンスリーピングラップ♯5を巻き付けたが、上下共にドローコードがあるためそこそこ上手くフィットしてくれた。
ハンモックは慣れないが、マットと比べても寝心地は悪くなく30分ほどウトウトしていた。
ただ♯5だと単純に羽毛量が少ないから夜寝るとなるとキツイだろうなぁ。
可能ならハンモック泊と思ったけど、テントで寝よう。
ロベルトもお洒落空間へと進化させたネヴィスでゆっくりしている。
冷やかしに乗り込んでやろうと思ったが、一人の時間も大事だと思うのでそっとしておいた。
それにしても新也の奴が遅い。
実は何度か到着時間の連絡がロベルトに来ていたようだが、最終的に17時30分の到着となって、既にかなり暗い。
面倒だからとロベルトのテントへ居候するとのこと。
本当は近くの風呂へ行く予定だったが、ここまで遅くなると忙しくなるのでやめようということになった。
風呂へ行かなくなったので時間的には少しゆっくりできる。
腹が減ったので飯にしよう。
今日は米と焼肉だ。
タッソULの土間でバーナーを使い、米を炊いた。


土間は広く、バーナーと幕体の間には十分なクリアランスを取れる。
今回は完璧な炊け具合となった。
火を熾して肉を焼く。

恐らく半年以上冷凍庫に眠っていた飛騨牛の焼肉用の切り落としだ。
くず肉のようなものの寄せ集めだが、それでもまぁ、飛騨牛だけあってそこそこは美味い。
しかし油が凄くてしんどい。数切れを新也にパスした。
俺とロベルトの2人だと意味のない会話をひたすら繰り広げるが、新也がいると合間合間に有意義な会話が差し込まれる。
農業系YouTuberだけあって昨今の野菜や農業事情や、成功者の有難いお話等だ。
俺は途中で面倒臭くなったのでハンモックに包まって寝たふりをした。
ロベルトが「せやな」「確かに」と相槌を打っている。
22時にクワイエットタイムに突入してから静かに歯を磨いて寝る準備をした。
結構冷え込んでいるが、シームレスダウンハガー800♯3にダウンスリーピングラップ♯5を重ねて寝たらそこそこ快適だった。
キャンプではあまり寝られないことがほとんどだが、翌朝は8時近くまで寝ていた。
そこそこ満足の行く睡眠が取れた。
優雅に朝食を摂り、焚火をしながら寛ぐ。
うーん、いいですなぁ。
しかし寝坊したので片付けも適当にやり始めなきゃ。
ロベルトは大荷物なので大変そうだ。いつもは俺以上に荷物が少ないのでさっさと片付け終えるが、今回は時間がかかっている。
ざまあみろ!!!
と、かく言う俺もハンモックの綿ロープが湿気で膨張してなかなか解けなかったり、結露と雨で色々とビタビタで荷物量の割に結構手間取る。
しかし、今回も天気予報は大ハズレだ。
雨なんて全く想定していなかったが、たまたまタープとタッソULという組み合わせだったので助かった。
寝坊した癖に優雅な朝を過ごしていたため、時間ギリギリでのチェックアウトとなった。
2人ともこのキャンプ場を気に入ってくれたようで、連れて来た甲斐があった。
次回が楽しみである。
Posted by jun-z at 17:47│Comments(0)
│キャンプ記録