2024年08月02日
【キャンプ記録】令和6年7月27日㈯~28日㈰秘密の川原

ロベルトと山奥の川原へと行きキャンプをしてきた。
この辺にロベルトのおばあちゃんが住んでおり、小さい頃はこの川原でいつも遊んでいたという。
岐阜県のとある国道沿いを走っていき、途中で部落へと通じる細い道へと入る。
車2~3台分の駐車スペースに車を止めて、急な獣道を降りていけば川原へと出られる。

おぉ、まさにフロンティアだ。
大荷物を背負って山を降りてきたので汗をかいた。まずは少しだけ水を浴びる。
去年も訪れた場所だが、少し地形が変わっていた。
川幅が広くなっていて陸地が少し浸食されている。
初めて連れてきてもらったのが高校生の時だが、その時から比べるともう全く違う。
また、2日前に大雨が降ったせいで水は濁り、川の流れもかなり速い。

写真でも流れの強さはハッキリと分かるだろう。
川での遊びは少し用心した方がいい。
さて、設営はどこにしようか…
去年設営した土と草地のスペースはほとんどなくなっていた。
仕方ないので、山を下ってすぐの小さな草地にする。
ここなら木々があり、ある程度陽射しを遮れる。

これは二日目の朝に撮った写真だが、生活感丸出し。これが男のキャンプのリアルだ。
俺はオガワのホズSTを張り、ロベルトは最近買ったばかりのヴァストランドのドーム型ツーリングテントソロの初卸となる。
ホズSTは一年前にこの川原でデビューさせたが、正直あまり使いどころが分からないテントだ。
重量は3.5~3.6kg程度あり、登山に持っていけるような重量ではない。(冬の鈴鹿山脈に持っていったが)
通常のキャンプで使うのであれば同じオガワから出ているステイシーST2は600g重いだけで広い前室がついてくる。
ハッキリ言って、人に勧めたいテントではないし、実際ほとんど売れていないんだろうと思う。
最近は値崩れしてきているが、定価64,800円と謎に高い。
ヴァストランドのテントは俺も同じものを以前持っていたが、手放した。
こうやって改めて見てみるとカッコいいなぁ。
あとはsoomloomのナイロン製レクタタープを張ってリビングスペースとした。
雨は降らなかったし、ここは基本的には日陰なので必要なかったかもしれないが、やはり屋根があると安心感はある。
あと、ポール間にゴムバンドを通して物を干したり引っ掛けておくのに便利だった。
狭いので、焚火エリアは少し離して拓けた川原に設けた。
設営後は川で遊ぶぞ!
と言っても、流れが急で泳げるポイントはあまりないし、俺は泳ぎがそんな得意ではないから飛び込みもしない。
穏やかなところでゆったり泳ぐ程度に留める。
今回良かったのが、川下側が浅瀬になっている点だ。
万が一流されてもそこに流れ着くことができる。
ただ、大丈夫だろうと思ってはいても、やはり川は怖い。
不規則かつ強大な水流。水の冷たさ。
思った以上に体力を持っていかれると思っていた方がいい。
川での溺死情報は夏の風物詩だが、そりゃ不用心に川へ立ち入れば死人も出るわな。
この日は水の濁りがあるのでやらなかったが、ロベルトはここに来るといつも飛び込みからの潜水をしている。
俺にはとても真似できない。すげぇなぁ。
ボールも持ってきていたので、それでも適当に遊んだりしつつ、ロベルトは川の中に小さいダムを造った。

ここで飲みもの冷やす。
俺はその間に流木を拾い集めた。
ちなみに、今回は我々以外に2組が来ていた。
「夏休みに来てくれた孫達を連れてきたおじいちゃん」と「若い男女のカップル」だ。
若い男女のカップルがこんなところに来るなんて、モノ好きもいるものだなぁと思った。
ただ、10年以上前に来た時も、俺たちと同い年くらいの女の子のグループが来ていたこともあった。
ネットで調べても情報とかは出てこないかと思うのだが、知ってる人は知っている場所なんだなぁ。
夕方、遊び疲れたのでそれぞれ自テントへと入って一休み。
疲れて眠たいなぁ…
そういえば今日は午前中も息子とプールへ行っていたんだった。
水遊びをすると疲れて眠くなる。
水の中の浮遊感と、陸へ上がった時の重力のギャップが怠さを生み出すのか、体温が奪われることで疲れを感じるのか。
ロベルトのテントへ目をやると、どうも完全に寝ているっぽい。
俺も少しだけ寝よう。
30分ほど眠って18時になったので米に火をかける。
ロベルトもつられて起き出すが、眠そうだ。
俺もまだまだ眠い。
しかし、明るい内に食事の準備は済ませたい。
今日は豚汁とご飯だ。

え、それだけ?と思うだろうが、俺の豚汁は具沢山で、「味噌汁」というカテゴリーよりは「鍋」に近い。
なので、これだけでも十分に満足感がある。
ロベルトは豚肉野菜炒めを作っていた。
おぉ、やるな貴様。
なかなか美味そうだった。
食事を摂っているとどんどんと暗くなる。
ここは標高自体はそんなに高くはないが、下界に比べると気温は低く、圧倒的に過ごしやすい。
そんなに暑くないので適当に焚火をするが、今回はリビングスペースから離れた場所に焚火スペースを設けたのと、流木の燃えがイマイチだったのもあり、あまり焚火は盛り上がらずに結局タープ下で過ごした。

男2人で下らない話をした。
モンハンの人気モンスターランキングクイズとか、キャンプ道具のこととかで語りあったか。
夕食を作り出す18時過ぎから、就寝する22時過ぎくらいまではグダグダと何かを語っていたはずだが、何をしゃべっていたかはあんまり覚えていない。
どうせ中身のない会話を繰り広げていたのだろう。
途中で夜空を見上げると星が綺麗だった。
綺麗だったのだが、男2人ではロマンもなく、「うーん、なにがなんだか分からん」といった具合。
夜食にタケノコの里を食べて、歯を磨いて寝る。
ここは電波が悪いのでダウンロードしてきたゆるキャンを視聴。
アヤちゃんとリンちゃんがツーリングキャンプをしようと企画するところまでは記憶があるが、適当なところでストップして寝たんだと思う。
気温はちょうどよく、寝苦しさはなかった。
そこそこ快適に寝られ、7時くらいに起床。
起床と同時に、まずは朝食の三色団子を食べた。腹が減っているのだ。
それからテントから這い出たが、なんて気持ちの良い朝だ。
木陰になっているので涼しい。
ロベルトはその辺をブラブラしていたので、とりあえず火を熾す。
が、昨晩同様、やはり焚火はあまり盛り上がらず、タープ下で過ごす時間が長かった。
涼しいのであまり川に入ろうという気にはならない。
いや、日なたに出るとしっかり暑いのだが、川に入るとなると着替えたりなんだりで面倒だ。
2日目は水切りをして遊ぶだけにした。
水切りに向いてそうな平たく薄い石を見つけて「これならいけるぞ」と気合を入れて投石すると何故か上手くいかないよなと、あるあるネタで盛り上がった。
9時過ぎくらいからぼちぼち片付けるかとなる。
お互い荷物は少ないので、あっという間に撤収を終える。
そして最後の大仕事、山の斜面を登っていく。
これが大変なのだが、ロベルトはひょいひょいと登って、俺を置き去りにしていく。
うーん、登山では一瞬でバテる癖に、こういうところでは謎に速いんだなぁ。
帰りに近くの水汲み場へ寄る。
あ、ニホントカゲだ!可愛いのぉ。

尻尾は一度切られたようで再生途上の様子。
そこで解散とし、今回のキャンプも無事に終えることができた。
…と、思ったのだが、帰路の途中で靴下を履こうとしたら血がベッチョリ。

川の岩場で知らずのうちに切ってしまったかと思ったが、血を拭きとってみても外傷はない。
またやられた。
川原から上がってきた時にヒルがくっついていないか確認したつもりだったが、いつの間に。
幸い痒みも痛みもなかったのだが、ヒルの姿は見当たらない。
車内のどこかに潜んでいたりしないだろうな…
当分は車の中にヒルがいないか注意しておく必要がありそうだ。
Posted by jun-z at 18:14│Comments(0)
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