2024年02月21日
【キャンプ記録】令和6年2月17日(土)~18日(日)大垣野外活動センター①

相棒のロベルトと共に大垣野外活動センターをベースに池田山と池田温泉へ行った。
いつもはもう少し大人数で行う陸上仲間でのキャンプだが、今回は相棒と2人だ。
11時に大垣野外活動センターへ到着し(ロベルトは20分遅刻)、サッと設営開始。
俺はタッソUL、ロベルトはネヴィス400。


いやぁ、ネヴィス400はいいですなぁ。
デカいティピーっていうのは単純にロマンがある。
しかも二股構造である以外は飾りっ気がなく、外観は本当にただのティピーだ。
あとスカートまでTC素材というのも珍しい。
それから各自昼食を済ませる。
俺はホットサンドだ。

1ヶ月ほど前にノロウイルスにかかり、今度は先週は火曜の夜から高熱が続いて再び体調を崩していた。
思いっきり病み上がりで食欲は全くないが、山行するには何か食わなきゃならん。
食べやすい麺類を啜りたかったが、明日の朝食用に持ってきたホットサンド用の食材が傷まないか急に心配になったため、今日の昼食に前倒すことにした。
今回はキャンプはお手軽にということで、食事に関しては保管は要冷蔵で調理必須のナマモノ類は持ってきておらず、それに伴いクーラーボックスや保冷バッグは持ってきていない。
そして思った以上に気温が高かった。
見てくれ、ロベルトなんかは設営中は半袖になっている。

これでは食材が傷みかねない
さてと、少し遅くなったが12時30分過ぎくらいに「ぼちぼち準備していくか」となり移動開始。
9月のソロ山行で登った大津谷登山道からいくことにする。
ここから車で15分くらいだ。
まだ登ったことのない霞間ヶ渓登山道へ行きたい気持ちもあったが、ロベルトに大津谷の急登を経験させてやろうということでこちらにした。やつを池田山に沈めてやる。
当のロベルトは呑気なもんで、「いwけwだwやwまw」「母上に池田山行くって言ったら鼻で笑われた」とか、「ばぁちゃんちがこの辺だからご近所なんだよね。今更感ある」とか、言いたい放題だ。
笑っていられるのも今のうちだぞ。
登山口へ到着するとゲートの向こう側には林が広がっており、いかにも「これから登山が始まるぞ」という気分にさせてくれる。

12時58分に登山開始。
やはり最初の急登はキツイし、道も分かり辛い…と思いきや、なんか前回よりもハードな感じがなかった。
前回は敢えて途中までザックを担いで登っていたから(きつ過ぎて途中でデポしていったが)なのか、山行経験を積んだことで山登りに身体が適応してきたのかは分からないが、そんなにキツイ感じはなくスイスイ登れる。
また、状況判断をする余裕ができたのか、道もそんなに分かりにくいということがなかった。
確かに「あぁ、これは間違えてこっちに進んでしまいそうだな」という箇所はあったが、そういったポイントでもしっかり正解の道を選べるようになった。
ロベルトの方はと言えば、いつものように軽口は叩いてくるし、そんなにキツそうではない。
元々体力はかなりある方だし、野生児なのでこういった不整地もそこそこ慣れているのだろう。
…と思ったら、最序盤の急登ポイントを終えるころに「四頭筋のダメージがやべぇ」と漏らす。
俺は喜んで「お?休憩するか?」と問うと、「もう少し行ってから」とのこと。
ほほぅ、意地を見せるな。
意地が悪いかもしれないが、ロベルトが苦しんでいる姿を見られただけでもう大満足である。
しかし、ダメージが浅い内に休憩した方がいいだろう。
少しだけ広い場所まで登って、すぐに休憩とした。
急登区間が終わってからは道も分かりやすいし、尾根道があったり拓けた場所があったりの変化があり、気持ち的には少し楽しい。
しかししっかりと登りは続くので、適宜休憩は入れる。
と、休憩中にロベルトが木の棒を見つけて「これを杖にする」と言い出す。
そういえば今回はトレッキングポールを持ってこようと思っていたのに忘れた。
まぁ前回も池田山に来た時は持っていなかったので何も問題はないのだが、やはりないよりはあった方がいいなと思う。
ということで、俺もその辺にあった棒を持ってきて杖とした。
…重い。これならなくてもいいかなぁとも思わなくもないが、ロベルトが楽しそうなので俺もこのまま持っていこう。
そんなこんなで大津谷登山道を進んでいくが、一向に終点へと辿り着かない。
大津谷登山道の終盤からは林道になり、「ヌルゲー・オブ・ザ・イヤーになる」と話をしていたのだが、なかなかそこまで行けない。
「もうすぐ終点(のはず)だ」と何回繰り返したか分からない。あれれ、大津谷登山道を抜けるのにこんな時間かかったっけ。
ようやく林道となり、14時20分頃に大津谷登山道の終点へと辿り着いた。
ここからはほとんど標高の上げ下げがなく、消化試合だ。なので杖は雪にぶっ刺して置いていく。

消化試合なのだが、思ったよりも雪が積もっている。
これがなかなかウザかった。
歩き辛いったらない。
ロベルトに関しては撥水・防水性のないトレランシューズで、靴下までべちゃべちゃだと言っている。
うむ、可哀想だな。
雪のせいでペースが上がらないが、とりあえず展望ポイントへ到着。

前回はガスっていて何も見えなかったが、今日はそれなりの眺望だ。
右手側に伊吹山っぽいものが見えるが、本当に伊吹山かは定かではない。
高さ的に池田山よりは結構高そうだし距離も近い。多分そうだろう。
続く