2023年08月16日
【キャンプ記録】令和5年8月5日㈯~6日㈰秘密の川原①
相棒のロベルトと、ロベルト繋がりで去年から仲良く遊んだり走ったりしているたっくんと一緒に山へと行った。
本当は後輩の新也も来る予定だったが、どうやら熱中症らしい。南無。
山と言っても登山とかそういうのではなく、山あいの国道を車で走っていき、途中で脇道から酷道へと侵入していき、そこから川原へと下っていった場所だ。外界からは隔絶されており、秘境と呼ぶに相応しい。
ここを訪れるのは何度目だろうか。
最初に行ったのはやはりロベルトに連れられてで、高校3年生の夏休みだった。
自転車で夜中に出発して、夜通し走り続けて早朝に到着するという計画だった。
朝に山に到着するやいなやテントもマットも寝袋もなしで、川原に横たわって泥のように眠ったのが懐かしい。
記憶が確かであれば俺は2013年に訪れたのが最後で、実に10年ぶりである。
我々も大人になったので、各々の車で殴り込んだ。
当然キャンプ道具一式も持ち込む。
川原へアクセスするために急斜面を下っていくため、通常のオートキャンプを想定した道具は使えない。
荷物はそれなりに絞ってきた。
こんな感じの獣道を下っていく。
写真では分りづらいが、かなりの急斜面。
水道などはないため、キャンプ地の手前にある湧水をウォータージャグへと汲んでいった。これがまた少々重たい。
ちょっとした名所らしく、我々以外にも車を停めて水を汲んでいる人がいる。
川原へと下ると、そこには秘境が待っていた。
・・・どうも地形が随分と変わっている気がする。
もっと砂地っぽい場所があった気がしたが、岩や玉石がゴロゴロしている。
テントはオガワのホズSTを持ってきた。
初投入になるが、僻地でのキャンプに使いやすいだろうと購入した。
今回のようなロケーションではうってつけだろう。
完全自立式なのでどこでもテントは張れるが、あまりゴツゴツした場所では寝づらい。
奥の方に土のエリアがあったので、少し湿っぽいがそちらを拠点とすることに。
到着後は暑いのでとりあえず川で遊び、設営は遊びながら適当にやることにした。
この川は飛び込みができる。
ロベルトとたっくんは3〜4mのところから盛大にダイブ。
俺はそんな野蛮な遊びはしない。決して高いところが怖いのと、泳ぐのが下手だからではない。
ちなみに、10年前に来た時には俺も飛び込んだが、沈んだまま浮いてこなかったという謎の現象が起きた。
ロベルト曰く「5〜6秒は浮かんでくる気配がなかった」らしい。
そうそう、夕食はカレーを作ろうと考えており、途中のバローで牛すじを買った。
本当はチキンカレーのつもりだったが、和牛の牛すじが安かったので買ってしまった。
ということで、火を熾して牛すじを煮込む。
俺は手際のいい男なのでカレーの下準備を進めておくのだ。
設営も一気に進める。
俺とロベルトは小型ドーム、たっくんはコールマンの4人用くらいの中型ドーム。
また、昔は椅子やテーブルなんてない野蛮な土人スタイルだったが、今回はちゃんと持って来た。
我々は「基本は各自」でやるスタイルだ。
テントはそれぞれが自分で張って、食事も自分の分は自分で作る。
ただ、その中で誰かがタープを張ったり、大きいテントで溜まり場を作ったり、料理をお裾分けしたりと、状況や全体の様子を見て協力できるところはするという感じだ。
気楽でありつつも、多少の共同生活感も楽しめる。
そうこうしていると新也からロベルトへ連絡が。熱中症でダウンしているけど回復してきたので行こうか迷っているとのこと。
途中で電話を代わってもらったが、既に夕方。かなり順調に高速を抜けられたとしても1時間40分くらいはかかる。
暗くなれば斜面を下って川原に来るのも危険なので、流石にやめておけと諭した。
適当なタイミングで米を2合炊き始める。
そうそう、車にガス缶を忘れたので取りに行った。
真夏の車内にガス缶を忘れるなんていけないことで、絶対にリュックに入れたと思ったが、なかった。
急斜面を登って非常に疲れたが、肝心のCB缶は車内に見当たらない。
おかしいと思い、また川原へ戻ったらリュックにちゃんと入っていた。
骨折り損だったが、途中で鹿の骨を見つけたのでよしとしよう。骨折り損だけに。
拾ってお供えとした。アーメン。
カレーは牛すじの下茹でを終えたので今度はトマト缶と牛乳、カレー粉を入れて更に煮込む。
そこからルーを入れて、砂糖で味を整えて完成。カレーはちょろっと甘味を足すと格段に美味しくなる。
うん、これは文句なしで美味い。ただ、牛すじはまだ硬い部分もある。素直にチキンにしておけばよかった。
同時期にご飯も香ばしい香りが立ち込めてくる…いや、香ばしいというより焦げ臭い。
こりゃ失敗だ。
言い訳はいくつかあって、まずクッカーの容量が小さくて2合は無理だった。途中で吹きこぼれまくって水分が足りなくなり、それが焦げに繋がった。
カレーがあまりにも自信ありで、どうしてもみんなにも食べてほしかった(押し付けたかった)ので2合炊いたのが裏目に出た。
あとは使っているシングルバーナーの火加減が非常に難しいのもあった。弱火にするといつの間にか消えてしまうということが頻発しており弱火にできない。米を炊く上でこれはなかなか厳しい。
米を炊く時はなかなかプレッシャーがかかる。
普通は失敗することはそんなにないが、みんなの分をと思っている時に限って上手くいかない。
今回は焦げついたものの、「可食部」がちゃんと残っていたので致命的な事態は避けられたが、悔しい。
さてと、2人には「可食部」をカレーと共に皿に盛り付けた。
俺は「準可食部(そこそこ焦げ臭いが全然食える)」をカレーと共に頂いた。
俺はバローのパン屋でナンも買っていたのでご飯は別にどうでもよかった。
ライスとナン、2パターンでカレーを堪能した。
ご飯は上手く炊けなかったが、美味い美味いとみんな絶賛してくれた。
恥ずかしながらキャンプでカレーを作るのは初めてで、ホッとした。
続く
Posted by jun-z at 10:40│Comments(0)
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