土曜日の夕方に大垣市野外活動センターでキャンプをし、翌朝に池田山へと登ってきた。
運動不足解消のために日曜日は走ろうかと思っていたのだが、雨だった予報が夕方まで保ちそうだったので山へ行くことにした。
走るよりも日帰り登山の方が楽だという理由も大きかった。
登山メインでキャンプはちょっとした前夜祭のようなものなので、キャンプ用道具は軽量でお手軽なものをチョイス。
道中で食材の買い出しを済ませ、17時30分頃から設営を開始。
手早くオガワのタッソULを張り、火を熾しつつテーブルやイスのセッティングを進める。
この時期にしては気温が低いので、寝袋はシームレスダウンハガー800♯0と、十分な性能のものを選んだ。
同♯3と迷ったが、思った以上に冷え込んだので、♯0にしておいて良かった。
夕食は焚火で適当に炙った辛口ソーセージと熱湯を入れるだけのカレーメシを食べる。
カレーメシがなかなか優秀で、500kcal弱に対してタンパク質が20gも入っている。
アスリート目線で言えば、これを1日に5食ほど食べればそこそこ理想的な食事になるんじゃないだろうか。いや俺はアスリートでもなんでもないんだが。(よくよく見ると「完全メシ」と書かれていた)
味もレトルトカレーなんかと比べればかなり美味しい。
本当は遅い時間まで焚き火を楽しみたいところだが、寒いし持ってきた薪が尽きたので20時30分頃には寝る準備に入る。
YouTubeをラジオ代わりに流していたが、寝袋に入ったらすぐに眠くなったので寝た。
21時27分に親友のサトシから第二子が産まれたとLINEが来ていたが、その頃にはもう寝ていた。
とりあえず無事に産まれて良かった。
翌朝も寒く、シングルバーナーで暖を取りながら朝食を食べた。
本当はゆっくり焚き火でもしたいのだが、14時に稲沢の義母の家に行く用事があったので手短に着替えや片付けを済ませて登山道へと車を走らせた。
登山に来たものの、前日が雨で当日も曇りのち雨というコンディション。
ガスっていて何も見えないなんてことも考えられる。
まぁ、「何も見えねぇ!」なんてことになっても、とりあえず山頂まで行って帰るだけでも運動不足解消という目的は達せられる。
池田山へ登るのは3回目だが、過去2回登った大津谷登山道ではなく、霞間ヶ渓登山道から行くことに。
こちらの方が古くからあるらしいのだが、結果から言うと非常にしっかりと整備されており、こちら側からの方が眺望スポットも多い。水平距離は少しだけ長いルートだが、その分は急登がなく楽。歩いていて楽しい。とにかく良いことづくめだった。
懸念していたガスもなく、少しモヤがかかっている程度。
山頂へのルート上に東屋、焼石神社、避難小屋(使うことはないと思うが)、ハンググライダー発着場があるのも嬉しい。
特にハンググライダー発着場は景色がとてもよく、ここは天気の良い日に是非また来たいと思った。
逆に大津谷登山道は前半の斜度がかなり急で、林道に出てからは平坦で変わり映えのない道を延々歩かされる。
はっきり言ってあまり面白くない。
ある程度標高を上げていくと少しずつ雪の名残が見られた。
特に山頂へ向かう尾根道は全体的に雪を被っており、少しだけシューズの内側まで濡れてきた。
今回はトレッキングシューズではなく、トレランシューズだったので仕方がない。
そうそう、山頂は展望台が取り壊されていた。
老朽化のためずっと使用禁止になっていたが、「展望台に上っても眺望なんてないし、補修するほどの
価値もない」という判断だろうか。
展望台のない山頂は広々としている。
申し訳ないのだが、邪魔だったので取り壊されてくれて良かったと個人的には思う。
今回のルートでは人も結構いて、10組くらい見かけただろうか。
印象的だったのが、下山途中にすれ違った親子だ。
小学生の男の子が汗を流しながらキツそうな表情で懸命に登っていた。
すれ違ったのはまだ序盤の地点だったが、果たしてどこまで登ったのだろうか。
体力向上、忍耐力養成にはうってつけかもしれないが、無理はしないでほしい。
無事に下山して、美味いモノでも食べるんだぞ。
8時ちょっと過ぎにスタートした山行は11時頃には無事に終えられた。
序盤と下山を少し急ぎ脚で飛ばしたのもあるが、2時間49分という山行時間は平均コースタイムの200%オーバーだ。
体力的にも随分余裕があり、もう一往復くらいならいけそうな感じ。(行かないし行きたくもないが)
この後、池田温泉で疲れを癒してから稲沢へと向かった。