18時前には夕食を食べ終わってしまい、何をしようかとなる。
焚火もいいのだが、そんなには強くないが風が吹き抜けきてなんだか外にいると結構寒い。
早々にテント内へと避難した。
ダブルウォール構造なので、中にいるとかなり寒さは和らぐ。更にストーブもつける。
グリーンコーンの中に2人入ってストーブまで置くと少し狭苦しいが、狭い分暖房効率は良い。
中でお菓子パーティーをして、なんとなく「寝る前モード」になる。まだ19時も回っていないのだが。
まぁこういうキャンプもいいだろう。
一緒にぬいぐるみと戯れたりYouTubeを見たりしながらぐうたら過ごす。
俺はやたら眠くて半分寝かけた。
21時を過ぎても息子は起きていたので、流石に「そろそろ寝なさい」と言うと渋々と寝に入る。
俺はというと、さっき眠りかけた反動か眠くない。
外に出て酒を飲みながら少しだけ焚火をする。薪が大量にあるから少し使っておきたい。
あとは消灯時間までに洗い物もしておこう。
それらも1時間くらいで切り上げて、寝袋に入ってイヤホンをしてYouTube鑑賞に切り替える。あとは眠くなったら寝よう。
途中、暴走族がうるさかった。
羽根谷だんだん公園の時もうるさかったが、この辺はナワバリになっているんだろうか。
ぶっ殺してやりたい。
また、5時前には風の強さで目が覚める。
一度外に出て様子を伺うが、焚火台やテーブル上の物が吹き飛ばされていた。
焚火台はベルモントのTABI。チタン製で軽いので、薪を乗せて重しとした。
さて、タープはどうするべきか。
こういうのは明け方を乗り越えれば風は止むケースが多い。
なんとなく大丈夫そうな気がしたのでそのまま張りっぱなしにして再び寝る。
あまり寝られなかったが、今度は7時頃だったかに起きた。
それくらいの時間に「ピンポンパンポーン」というよく聞く謎のアナウンス音。
これは場内放送なのか町内放送なのか分からないが、正直うるさいなぁと思った。
風は相変わらずと言ったところ。
丘の上から吹きつけてきているようで、タープが上から押し潰されるような格好になっている。
タープのロープが緩んでいたのでテンションをかけ直したタイミングでとんでもない突風がきた。ロープの弛みがなくなった分ダイレクトに風圧がかかってペグが抜け、ポールも倒壊。
ここでタープの撤去を決める。
息子もこの風にはびっくりしたようで目が覚めた様子。タープを片していると「テントは俺が守っておくぞ!」と頼もしいことを言う。
普段は臆病者のくせして、こういう時は謎に男前だ。
まぁ、ローベンスのグリーンコーンはどんな強い風が吹いてもまず倒壊はしないだろう。
とりあえず「グリーンコーンの中にいれば絶対安心」という余裕はあった。
タープの撤去をしたら、今度は雨が降ってきた。
うーん、ついてない。
イス等はテントの前室へ入れられたが、テーブルまでは収納できなかった。雨晒しになるが仕方あるまい。
この後は降ったり止んだりで、晴れ間を縫って焚火をしたりもしたが、基本的にはテントに籠って過ごした。
朝食もテントの中で食べた。最近マイブームになっているおしるこを食べた。
と、こんな感じで特筆すべきことなく時間だけが過ぎていく。
幸いなのがグリーンコーンのインナーはストーブと小さいテーブルを置きつつ、親子2人で狭苦しいながらもなんとか過ごせるくらいの広さがある点だ。
8時40分頃に雨が止んだので一気に撤収を始める。順調に進んだが、「あとはテントを片付けるだけ」というタイミングで再び雨。再びテント内への避難を余儀なくされ、雨が止むのを待つ。
結局撤収完了は10時頃だったか。
チェックアウトまで余裕はあったのでテントをギリギリまで乾燥させる手もあったが、再び降られたら目も当てられないのでやめておいた。
最後に少しだけ散策をする。見上げた先に山があり、「あの山に登ってみたい」と息子。ふむ、お前も山に登りたいか。
流石に今日は無理だが、今度ハイキングにでも連れていこう。
昨日見かけたロロは既に撤収済みで、見ることは叶わなかった。残念。
少し早いが帰路につく。
下道を走っていったが、途中で蕎麦屋に寄りながらスムーズに帰れた。
蕎麦屋は最近たまに見かける十割蕎麦の店で、丸亀製麺丸パクリのシステムで金額的にも同程度か、ほんの少し高いかな程度。
まぁ金額が少しだけ高いのはうどんか蕎麦で仕入れ原価も違うだろうからそんなものだろう。
あまりに丸亀製麺に似通っていたので系列店なのかと思ったら、どうやらサガミの系列店らしい。
味は普通だったが、価格は良心的で、この値段で蕎麦が食えるのはありがたい。
12時過ぎには家に到着。
予報通りの天気であればもっと遊んだりできたのだが、仕方ない。
荒天の中でも無事に終えられて良かったと思おう。